アーカイブ : 2012年 6月

2012年4月の移動電話の国内出荷台数は前年同月比16.4%増に

電子情報技術産業協会(JEITA)/情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は6月12日、2012年4月の国内移動電話出荷台数が前年同月比16.4%増の174万台で5か月連続でプラスになったと発表した。携帯電話は同22.4%増の165万台で、夏モデル発表前の谷間の月だったものの、前年同月の実績を上回った。スマートフォンは同91.4%増の70万6000台と好調で、国内移動電話出荷台数に占める割合は40.6%となった。一方、公衆用PHSは前月の駆け込み需要の反動があり、同38.6%減の9万台となった
JEITA

シャープ、Hon Haiへのパネル供給をQ2へ前倒し

シャープは6月8日、2012年度経営戦略説明会を開催した。2011年(2011.4~2012.3)の売上高は前年比18.7%減の2兆4558億5000万円、当期損失は3760億7600万円となり、前年の194億100万円の黒字から大幅な赤字に転落した。これを受けて今年度は、復活に向けたシナリオとして、(1)堺工場の安定稼働、(2)コモディティ化したデジタル商品分野で戦うビジネスモデルの構築、(3)大型液晶事業のオフバランス化と競争力アップ、(4)新オンリーワン商品を創出するビジネスモデルの強化、を4つの柱として掲げる。まず、これまでの独自技術やブランドに加え、事業企画、マーケティングを強化。これに3月に提携した台湾Hon Hai Precision Industryの調達力、生産力を組み合わせて、グローバルで戦える世界企業を目指すことをコンセプトとして提示した。(1)については、Hon Haiのパネル取引の開始時期を第3四半期から第2四半期に前倒しして稼働率を90%となる日産2100シートまで引き上げる。これにより、「Hon Haiの顧客への供給を今年のクリスマス商戦に間に合わせる」(社長 奥田隆司氏)。(2)では、Hon Haiと中国市場向けスマートフォンで協業することで合意。共通のプラットフォームと工場、調達力により、複数モデルのラインナップを準備する。(4)では、先日発表したIGZO液晶により医療用画像診断モニタなど新たな分野の開拓を進めるとした。この他、(3)では、大型液晶の生産子会社であるシャープディスプレイプロダクト(SDP)株式の譲渡、在庫の適正化、固定資産の圧縮、設備投資の圧縮などで、4000億円規模の財務改善を実施する。SDP株式の譲渡により、シャープから1300人が転籍する。これにより、シャープから大型液晶事業本部が消滅することになった。

キヤノン、デジタル一眼レフ「EOS Kiss」の新製品を発表

キヤノンは6月8日、デジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss」シリーズの新製品「EOS Kiss X6i」を発表した。ファインダ撮影時に全9点でクロス測距が可能なAFセンサを搭載し、被写体パターンに影響されにくい被写体捕捉力を発揮。また、有効画素数約1800万画素のCMOSイメージセンサと新映像エンジン「DIGIC 5」の搭載により、最高約5コマ/sの高速連写と高画質の両立を実現したという。

パナソニック、両面発電型モジュール「HITダブル」を発表

パナソニックは6月7日、両面発電型太陽電池モジュール「HITダブル」を発表した。公称最大出力は210W。裏面でも発電する「HITセル」を生かし、両面をガラスのサンドイッチ構造にすることで、パネル両面から発電する。また、標準タイプのHITに比べ設置方位や設置角度による発電量の差が少ないため、駐車場や駐輪場の屋根面、建物やフェンスの壁面、ビル屋上の看板面などに最適としている。価格18万9000円。

Samsung、ロジック向け300mmラインを新設

韓国Samsung Electronicsは6月7日、韓国のHwaseongに300mm製造ラインを新設する計画を発表した。高まるロジック製品需要への対応が目的。同ライン新設へは2兆2500億ウォン(約1575億円)を投資する予定で、2013年末の完成を目指す。20/14nmプロセス技術を用いて、主にモバイル機器向けのアプリケーションプロセッサを生産する方針。

2012年4月のアナログIC出荷額は前年同月比11.4%減に

WSTSの発表によると、2012年4月の世界アナログIC出荷額は前月比10.2%減、前年同月比11.4%減の32億451万ドルとなった。地域別では、米州が前月比7.5%減、前年同月比10.7%減の4億7557万ドル、欧州が前月比5.4%減、前年同月比19.2%減の5億5162万ドル、日本が前月比10.8%減、前年同月比2.5%減の3億8398万ドル、アジアパシフィックが前月比12.2%減、前年同月比10.7%減の17億9333万ドルとなった。なお、4月の出荷個数は全体で前月比11.6%減、前年同月比10.1%減、同じく平均単価は前月比1.5%増、前年同月比1.4%減となった。

日立、夏期のピーク電力抑制で東京電力と契約を締結

日立製作所は6月6日、主に夏期のピーク電力抑制のための「需給統合計画によるピーク需要抑制シナジー事業」に関して、東京電力と契約を締結したと発表した。同事業は、日立とダイキン工業、エナリスが、原子力損害賠償支援機構と東京電力が推進する「ビジネス・シナジー・プロポーザル」に共同で提案し、3月19日に採択されたもの。具体的には、東京電力から電力調整依頼があった際に、日立が取りまとめる「需給統合計画」に基づき、節電対象となる空調機器などのビル設備のピーク電力を抑制する。

SCHOTT、アンチグレア仕様の超高強度カバーガラスを発表

独SCHOTTは6月6日、世界初となるアンチグレア仕様の超高強度カバーガラス「Xensation Cover AG(Anti-Glare)」を発表した。静電容量方式タッチパネルカバーガラス「Xensation Cover」にアンチグレアを施すことにより、太陽光や強い照明で高解像度画面が見えにくくなる現象の改善に成功した。独Berliner Glasの特殊エッチング加工技術を採用し、ガラスの表面構造をイオンレベルで精密に制御する量産技術を確立した。光沢度は60と90の2種類あるが、カスタマイズも可能としている。

パナソニック、LED電球「EVERLEDS」クリアタイプ40形を発表

パナソニックは6月6日、LED電球「EVERLEDS」クリアタイプ40形を発表した。独自の「センターマウントテクノロジー」の採用により、クリア電球のようなきらめき感と白熱電球40形相当の明るさ(485 lm)を実現した。具体的には、LEDモジュールを中空に配置し、直下(ガラスグローブ)方向および口金方向に発光させたもので、20形で採用されている構造をそのままに、新たにLEDチップを増やして放熱構造を見直した。寿命は4万時間。

Zytronic、超大型ディスプレイ向けマルチタッチ技術を発表

英Zytronicは6月5日、公共/産業用途の超大型ディスプレイ向けマルチタッチソリューションを発表した。独自の投影静電容量式タッチセンサ技術「PCT」を採用。様々なパネルサイズに対応可能なタッチセンサと、タッチコントローラの新製品「ZXY200」で構成される。独自のCu電極配線プロセスにより、4mm厚の高耐久性ガラスの中に10μm幅のマトリクスを形成。10か所の同時タッチをサポートする。販売開始は2012年後半の予定。