アーカイブ : 2012年 5月

インセルタッチパネル搭載のLTPS TFT-LCDは低歩留りによりタイトになる可能性も

第2四半期末から第3四半期にかけて発売されると噂される米Apple「iPhone」だが、インセルタッチパネル搭載の低温Poly-Si(LTPS) TFT-LCDの歩留りが上がらないとタイトになる可能性もあるとDiGiTimesが報じている。この影響は他のスマートフォンベンダーにも影響するものと見られる。

製造を担当する韓国LG Display、ジャパンディスプレイ、シャープの3社のLTPSラインの生産能力は9500万枚で、当初の歩留りは75%程度で7100万~7200万枚程度になる見通し。

また、新型iPhone向けパネルの解像度は326ppiとなる模様。

iPhoneの出荷台数は第1四半期が35万台、第2四半期が25万台となった。新型iPhoneの発売により、第3四半期は40万台、第4四半期は45万台になると予想している。


テュフ、横浜に系統連系保護装置評価センターを開設

テュフ ラインランド ジャパンは5月30日、横浜市のテクノロジーセンター内に系統連系保護装置評価センターを開設したと発表した。太陽光発電、風力発電、Liイオン蓄電池システムなどを電力会社の配電線に接続する系統連系システムが増加していることに対応する。日本の規定をはじめ、世界各国の系統連系規定に従って試験・評価を実施し、国内外のメーカーをサポートしていくとしている。

三菱、レーザ光源を用いたLCD-TV「REAL LASERVUE」を発表


三菱電機は5月30日、レーザ光源をバックライトに用いた55型LCD-TV「REAL LASERVUE」を発表した。色純度の高い赤色レーザ光源と緑色と青色を効率良く発光するシアン色LEDをバックライト光源に使用、直進性の強いレーザとLEDを効率良く投射する光学技術を開発し、特に赤色の再現性や階調表現を向上させ、これまで表現できなかった真紅色から桃色、紫色まで鮮やかに再現する。また、白色LEDバックライト光源のLCD-TVでは各色の成分が混合し濁った光だったが、緑色と赤色の光波長がきれいに分離されているため、赤系だけでなく深緑からスカイブルーまで色再現性も向上させた。これにより、白色LEDバックライトより色再現範囲が1.29倍に拡大している。なお、シアン色LEDは青色LEDに緑色蛍光体を用いている。バックライト部は左右8個の光源ユニットを搭載し、エリア補正を行っている。1ユニット当たり2つの赤色レーザと10個のシアン色LEDが搭載されている他、倍速補正やインパルス発光制御なども採用している。スピーカには、カーボンナノチューブを配合した樹脂材料を採用、Ti並みの高い伝搬速度と紙と同等の適度な内部損失を両立させた。同製品では、このスピーカを10個搭載している。リビング・デジタルメディア事業本部長 梅村博之氏は「需要が落ち込んでいるため、特徴ある商品作りにこだわった。赤色レーザについてはフロントプロジェクタへの応用も考えている」とした。市場想定価格は38万円。6月29日に発売する。

NEC、ベルギーAstridから超小型マイクロ波通信システムを受注

NECは5月28日、ベルギーAstridの公共保安ネットワーク向けに超小型マイクロ波通信システム「iPASOLINK」を受注したと発表した。Astridはベルギー全土を網羅する公共保安ネットワーク「TETRA」の運用事業者で、警察や消防など全国7万5000ユーザーに無線通信サービスを提供している。同社は既存システムの更新を予定しており、NECはシステムのモバイルバックホールとして「iPASOLINK400」と「iPASOLINK1000」、これらを統合するネットワーク管理システム「MS5000」を納入する。
NEC

IPC、2012年4月の北米PCBのB/Bレシオは1.04に

米IPCは5月25日、2012年4月の北米PCBのB/Bレシオが1.04になったと発表した。出荷額は前年同月比4.5%減、受注額は同8.3%減となった。このうち、リジッド基板のB/Bレシオは1.03で、出荷額は前年同月比3.6%減、受注額は同8.6%減となった。一方、フレキシブル基板のB/Bレシオは1.16、出荷額が前年同月比13.8%減、受注額が同5.2%減となった。

AUO、6月にソニーとHTCへAM-OLEDを出荷へ

台湾AU Optronics(AUO)が6月にソニーと台湾HTCに対してアクティブ駆動型有機EL(AMOLED)を出荷するとDigiTimesが報じている。出荷するのは4.3型で、HTCでは新型スマートフォンに搭載する模様。AUOは第3.5世代ラインを用いてAM-OLEDを生産、生産能力はシート換算で月産7000~8000枚だが、2012年末までに同1万5000枚まで増強する計画という。

昭和電工、中国に高純度ガス関連の子会社を設立

昭和電工は5月25日、エレクトロニクス向け高純度ガス関連事業の中国100%子会社「Shanghai Showa Electronics Materials Co., Ltd.(SSE)」を設立したと発表した。中国Shanghai Synicaとの合弁会社Shanghai Showa Specialt Purificationが手掛ける半導体/LCD向けガス除害装置の製造・販売事業を引き継ぎ、8月の営業開始を予定している。将来的にはエレクトロニクス向け高純度ガスの製造・販売も手掛ける他、中国での物流拠点としての整備も進める計画という。

ソニー、次世代「iPhone」のインセル型タッチパネルを供給か

DigiTimesによると、米Apple製の次世代「iPhone」向けインセル型タッチパネルのサプライヤーとして、ソニーが新たに選ばれる見通しという。新型iPhone向けの同タッチパネルメーカーでは、韓国LG Display、東芝モバイルディスプレイ、シャープの名前が挙げられており、シャープの歩留り改善が遅れていることから、ソニーにチャンスが回ってきたという。ソニーは2011年下期に台湾HTC向けで4型のインセル型タッチパネルを5万枚出荷した実績があり、歩留りは70%に達している模様。

WSC、マルチ・コンポーネントICの定義で合意

米ニューヨーク州Saratoga Springsにおいて第16回世界半導体会議(WSC)が5月24日開催された。日本、欧州、米国、韓国、台湾、中国などの半導体メーカーの代表者が参加。日本からは、ルネサス エレクトロニクス エグゼクティブ・アドバイザーの山口純史氏など3名が代表者として出席した。今回は、ICと半導体素子および一般電子回路を組み合わせた「マルチ・コンポーネントIC(MCO)」の定義について合意した。WSCでは、MCOの無税化を実現するため、今回合意したMCOの定義を各地域の政府および世界税関機構(WCO)へ提示し、無税化に向けた働きかけを継続して行っていく。

パナソニック、7法人約90か所に無接点充電パッドを設置

パナソニックグループ エナジー社は5月25日、7法人約90か所に無接点充電パッド「チャージパッド」を設置すると発表した。タリーズコーヒージャパンの27店舗をはじめ、ファミリーマート、スリーエフ、カフェ・カンパニー、ジャンボカラオケ広場グループなどで、設置期間は2013年3月まで。チャージパッドは、Qi規格対応の携帯電話などを置くだけでワイヤレスでの充電が可能な製品。
パナソニック