アーカイブ : 2012年 4月

住友ベークライト、フレキシブルTFT用フィルム基板を展示

住友ベークライトは、4月11日~13日に東京ビッグサイトで開催された第3回高機能フィルム技術展にて、フレキシブルTFT用フィルム基板を展示した。透明かつ低線膨張で、TFT作製時のプロセス温度に耐える性能を持つ。厚さは95μm、全光線透過率は91%ガラス転移温度はTg250℃以下、線膨張係数CTEは9~11ppm/℃、弾性率は26GPaで、耐薬品性を備えている。同製品は、今年3月で終了した次世代モバイル用表示材料技術研究組合(TRADIM)が試作したフレキシブルTFT-LCDに用いられている。
TRADIMが作った試作品は、3.5型QVGA(320×240画素)、厚さは0.49mm、重さは7g。凹凸のどちらに曲げても表示乱れがなく、R150の曲面に巻いた状態でも表示に乱れは起こらない。会場には試作品が展示された。


SCHOTT、MEMS向けに新しい極薄ガラスウェーハを投入

独SCHOTTは4月12日、MEMS向けに、従来製品より薄型で高品質の新しいホウケイ酸ガラス「MEMpax」を世界市場に投入すると発表した。MEMpaxの材質特性により、Siウェーハとの陽極結合が可能となる他、膨張係数がSiと同等なため膨張差による曲がりが発生しない。板厚は0.1~1.1mm。日本では、ショット日本を通じて販売する。


2012年2月のセンサ&アクチュエータ出荷額は前年同月比7.3%減に

WSTSの発表によると、2012年2月の世界センサ出荷額は前月比3.2%減、前年同月
比11.5%増の3億9544万ドル、同じく出荷個数は前月比3.4%減、前年同月比25.8%増、
平均単価は前月比0.2%増、前年同月比11.4%減となった。また、世界アクチュエータ出荷額は前月比4.1%増、前年同月比31.8%減の1億8541万ドル、出荷個数は前月比4.0%減、前年同月比21.2%減、平均単価は前月比8.4%増、前年同月比13.4%減となった。これにより、世界センサおよびアクチュエータ合計出荷額は前月比1.0%減、前年同月比7.3%減の5億8085万ドル、同じく出荷個数は前月比3.4%減、前年同月比21.3%増、平均単価は前月比2.5%増、前年同月比23.6%減となった。なお、地域別出荷額では、センサとアクチュエータ合計で、米州が前月比20.4%減、前年同月比9.5%減の6936万ドル、欧州が前月比7.5%減、前年同月比8.1%減の1億2481万ドル、日本が前月比7.1%増、前年同月比7.5%減の1億2041万ドル、アジアパシフィックが前月比5.7%増、前年同月比6.2%減の2億6628万ドルとなった。

NTT、GaN系半導体の新たな剥離プロセスを開発

NTTは4月11日、GaN系半導体をサファイア基板から簡単に剥離するプロセスを開発し
たと発表した。開発した技術はMeTRe法(メートル法:Mechanical Transfer using a Release layer)と呼ぶもので、サファイア基板上に層状の結晶構造を持つ高品質BN薄膜を積層させ、その上に高品質薄膜素子を積層させる。BN薄膜が“切り取り線”の役割を担うため、簡単に剥離し別の基板に貼り付けることが可能。これにより、2μm厚といった非常に薄いGaN系半導体薄膜素子を低コストで作製することが可能になるという。今後、LEDや太陽電池への応用を図っていく計画。


台湾タッチパネル3社、2012年3月の売上高は前年同月比2桁減に

台湾のタッチパネル大手3社の2012年3月の売上高は前年同月比35~70%減と業績不振に陥っているとDigiTimesが報じている。Young Fast Optoelectronicsは前年同月比35.3%減の9億1900万台湾ドル(約26億円)、J Touchは同46.3%減の2億8100万台湾ドル(約8億円)、Sintek Photronicsは同70.0%減の1億7000万台湾ドル(約5億円)となった。ただし、2012年第2四半期以降は各社とも業績は上向く見通し。Young Fastは中小型パネル向けが出荷全体の90%以上を占めていたが、第2四半期以降はスマートフォン/タブレット向けの出荷増が見込まれる。J Touchは、4~5月は受注増により事業環境が改善、2012年第3四半期にはピークに達すると予測。Sintekは、韓国Samsung Electronicsとの合弁による第5.5世代ラインが第2四半期に量産を開始することを好材料として挙げている。


2012年2月のオプトデバイス出荷額は前年同月比20.5%増に

WSTSの発表によると、2012年2月の世界オプトデバイス出荷額は前月比3.2%増、前年同月比20.5%増の19億7322万ドルとなった。地域別では、米州が前月比16.2%減、前年同月比1.5%増の1億7321万ドル、欧州が前月比7.4%減、前年同月比33.3%減の1億4780万ドル、日本が前月比7.8%増、前年同月比6.1%増の5億6903万ドル、アジアパシフィックが前月比6.3%増、前年同月比52.8%増の10億8318万ドルとなった。なお、2月の出荷個数は全体で前月比0.3%増、前年同月比29.4%増、同じく平均単価は前月比2.8%増、前年同月比6.9%減となった。


2012年下期の大型LCD需要は再び落ち込むとの見方

2012年下期の大型LCD需要は再び落ち込む見込みとDigiTimesが報じている。酸化物半導体などの新技術や新製品の歩留りが上がらず、需要の拡大以上にLCDサプライヤー側のボトルネックが顕在化し、パネル価格が戻りつつあるが、再び落ち込む模様だ。日韓を中心に複数のLCDメーカーが8.5世代ラインをタブレット向けに転換した他、中国のTV用G8.5の歩留りが上がらないことなどが影響して、4月のTV用パネル価格は平均して1~2ドル上昇した。しかし、5月の労働節以降、5~6月には中国のTVベンダーによるパネル調達は減り始める。さらに、中国BOE Technologyなど地場パネルメーカーの大型ラインの稼働も影響を及ぼすとしている。


TSMC、20nm対応のFab14フェーズ5の起工式を開催

Taiwan Semiconductor Manufacturing(TSMC)は4月9日、South Taiwan Science ParkにおいてFab14フェーズ5の起工式を開催したと発表した。フェーズ5は20nmプロセスに対応し、2014年初頭より量産を開始する予定。現在計画中のFab14フェーズ6と合わせるとクリーンルーム面積は8万7000m2。これは従来の典型的な300mm工場の約4倍の面積に相当する。


2012年2月の移動電話の国内出荷台数は前年同月比20.2%増に

電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は4月10日、2012年2月の国内移動電話出荷台数が前年同月比20.2%増の236万5000台で3か月連続でプラスになったと発表した。スマートフォンのラインナップが充実したことにより、需要が高まり拡大している。携帯電話は同18.9%増の218万9000台で、このうちワンセグ対応機種の割合は73.1%。公衆用PHSは同39.3%増の17万6000台となった。


AUO、2012年Q2にAM-OLEDをソニー向けに出荷か?

台湾AU Optoronics(AUO)が2012年第2四半期に4.3型アクティブ駆動型有機EL(AM-OLED)をソニー向けに出荷するとDigiTimesが報じている。AUOは2月に出光興産と提携した。これがソニーとの協業に弾みがつき、今回の出荷に至ったとする。生産は、台湾にある第3.5世代ラインの一部とシンガポールAFPDの第4.5世代低温Poly-Si TFTラインを活用する見込み。