アーカイブ : 2012年 4月

2012年3月のデジタルスチルカメラの出荷台数は前年同月比4.7%減に

カメラ映像機器工業会(CIPA)は4月26日、2012年3月のデジタルスチルカメラ(DSC)出荷統計を発表した。それによると、出荷台数は前年同月比4.7%減の1086万1435台、金額ベースでは同15.4%増の1596億3399万円となった。国内出荷分は台数ベースで同16.9%増の100万6239台、金額ベースでは同26.2%増の187億3360万円となった。輸出分は台数ベースで同6.5%減の985万5196台、金額ベースでは同14.1%増の1409億39万円。また、生産台数は同2.8%減の1092万3655台、金額ベースでは同13.6%増の1193億6898万円となった。

カメラ映像機器工業会


ソニー、SamsungのTV向け有機ELパネルを採用か

ソニーが韓国Samsung ElectronicsのTV向け有機EL(OLED)パネルを薄型TV「BRAVIA」シリーズに2013年早々にも採用するのではないかとDigiTimesが報じている。ソニーは台湾AUOptronics(AUO)と大型OLEDパネルの開発で協業しており、32型以上の大型化を目指しているが、年末までには達成できない模様。ソニーは、携帯ゲーム機「PS Vita」でSamsungの5型OLEDの供給を受けており、大型において将来の提携もあり得るとしている。


富士通研、ケータイやスマホで3D映像を簡単に撮影できる技術を開発

富士通研は、ケータイやスマホで3D映像を簡単に撮影できる技術を開発した。小型で安価なアタッチメントを既存の携帯電話やスマートフォンのカメラの前に取り付け、撮影した映像をクラウドで3D映像へ変換処理する。
これまで、一般ユーザーが3D撮影を行う場合、2つのレンズと撮像素子がある専用機器を購入する必要があり、誰もが簡単に3D撮影できるものではなかった。また、撮影した2つの映像から歪みを除去し、見やすい3D映像に変換するためには高負荷の映像処理が必要となり、既存の携帯電話やスマートフォンなどでは処理能力の点でも困難だった。
今回、左目用と右目用の映像を1つの撮像素子へ取り込む専用のアタッチメントを携帯電話やスマートフォンに装着可能なサイズにするため、独自の映像処理技術と組み合せて小型化を図った(図1(a))。開発したアタッチメントでは、図1(b)の左目用と右目用の映像に示す歪みが発生するが、この歪みをカメラ内の撮像素子に取り込んだ後で補正処理を行うことにより、アタッチメントを57×14×14mmのサイズに小型化した。また平面ミラー4枚で構成することで、市販品と比べてコストを約1/10に削減した。


アタッチメントのミラーで生じる歪みを補正する処理(図2)、および見やすい3D映像に変換する処理といった負荷の高い処理をクラウドで行うことで、携帯電話やスマートフォンに専用のソフトウェアやプロセッサの導入が不要となった(図3)。


同技術の詳細は、2012年6月4日(月曜日)から米国・ハリスバーグで開催される国際会議「IEEE ISCE (International Symposium on Consumer Electronics)」にて発表される予定

中国における2011年のPC出荷台数は1億台を突破

米調査会社のNPD DisplaySearchは3月、中国における2011年下期の全PC出荷台数は前期比12.7%増の5340万台となり、通年では1億台を突破したと発表した。特にモバイルPCの需要が強く、2011年下期は前期比25%増の2650万台、2011年第3四半期(2011.7~9)では初めてモバイルPCがデスクトップを超えた模様。


2014年のタッチパネルの生産能力は1640万m2に

米NPD DisplaySearchは4月23日、タッチパネルの生産能力予測を発表した。それによると、スマートフォンやモバイル機器、タブレットPC向けなどで需要が増加し、2011年は前年比66%増の960万m2となった。2012年は1300万m2、2014年には同1640万m2に達する見込みとしている。


2011年の超小型プロジェクタ出荷台数は180万台に

テクノ・システム・リサーチは4月24日、超小型プロジェクタに関する調査レポートを発表した。それによると、2011年の超小型プロジェクタ市場は約180万台、金額ベースでは約155億5000万円になったという。現在は携帯電話やデジタルカメラ向けが中心だが、今後、セカンドTVやVR、自動車用ヘッドマウントディスプレイやウェアラブルディスプレイなど新規市場への適用も期待できる。そのため、2016年の市場規模は2011年の6倍以上へ拡大すると予測している。


シャープ、吉本の劇場に大型マルチディスプレイシステムを納入

シャープは4月24日、大型マルチディスプレイシステムを吉本興業が運営する劇場「なんばグランド花月」に納入したと発表した。60V型液晶ディスプレイ「PN-V602」25台で構成されており、300V型相当の大画面を実現する。用途は舞台背景演出用で、劇場ステージ正面に設置され、映像配信システムによってコントロールされる。今月から運用を開始する。

2012年3月のPC国内総出荷台数は前年同月比22.1%増に

電子情報技術産業協会(JEITA)は4月24日、2012年3月のPC国内出荷実績を発表した。総出荷台数は前年同月比22.1%増の137万7000台で、ノートPCの比率は73.8%。個人向けはノートPCを中心に春商戦が好調だった他、法人向けではリプレース需要が堅調に推移したことで、全体では2か月連続で2桁成長となった。総出荷額は同1.0%減の958億円で、このうちノートPCは704億円となった

JEITA

超大画面フィルム型ディスプレイが、渋谷の商業施設「ShinQs」(シンクス)のデジタルサイネージとして採用

篠田プラズマは、大画面フィルム型ディスプレイ「SHiPLA(シプラ)」が、東急百貨店の新しい商業施設「ShinQs(シンクス)」に採用されたと発表した。今回の凸面形状のディスプレイは、凸版印刷の館内案内システムおよびマルチディスプレイ向け配信サービスとの連携運用と合わせて採用された。ShinQs(シンクス)は4月26日に渋谷ヒカリエと同時に開業が予定されている。


東芝、タイに半導体工場を建設

東芝は、ディスクリートの後工程(組み立て)を行う工場を建設し、現在パトゥンタニ県バンカディ工業団地に立地する現地法人の東芝セミコンダクタ・タイ社(TST)の移転すると発表した。

 TSTでは、小信号デバイスやフォトカプラを製造中。小信号デバイスは、今後もスマートフォンやタブレットPC向けを中心に市場が拡大していくことが見込まれている。また、フォトカプラは回路を絶縁する半導体で、産業機器を中心に幅広く利用されており、需要増大が期待されている。そこで、最新ラインなどの導入し、現在の工場よりも高効率で生産性の高い最新鋭の工場を建設して、増大する需要に対応していく。

 新工場を建設する304工業団地はこれまでも洪水被害を受けなかった地域。建設予定地の敷地面積は現在の約1.4倍で、建物は2階建てとし、今年7月着工、2013年春の竣工を予定している。建物建設にかかわる投資については昨年の洪水被害による保険を適用することで、当社半導体事業の業績に与える影響はない見込み。なお、建設後の設備投資額や投資内容や生産能力、生産計画等については、市場動向を踏まえ、今後順次決定していくという。

TSTは、昨年10月の同地域における洪水により、被害を受け、操業を停止していた。代替生産として国内にあるグループ拠点やマレーシアの当社現地法人での生産、アウトソーシングの活用などにより対応してきた。

東芝セミコンダクタ・タイ社の概要

所在地:タイ パトゥンタニ県
設立:1990年10月
代表者:社長 芦澤 康夫
人員:約1,400名
資本金:1,215百万タイバーツ
生産品目:ディスクリート半導体(小信号デバイス、フォトカプラ)
新工場の概要

所在地:タイ プラチンブリ県
敷地面積:約135,000m2
延床面積:約40,000m2
着工:2012年7月(予定)
建物完成:2013年春(予定)
量産開始:2013年第2四半期(4~6月)(予定)