カテゴリー : LED

パナソニック、LED電球「EVERLEDS」クリアタイプ40形を発表

パナソニックは6月6日、LED電球「EVERLEDS」クリアタイプ40形を発表した。独自の「センターマウントテクノロジー」の採用により、クリア電球のようなきらめき感と白熱電球40形相当の明るさ(485 lm)を実現した。具体的には、LEDモジュールを中空に配置し、直下(ガラスグローブ)方向および口金方向に発光させたもので、20形で採用されている構造をそのままに、新たにLEDチップを増やして放熱構造を見直した。寿命は4万時間。

東芝、ルーブル美術館の館内照明を自社製LED照明に一部置き換え

東芝は5月24日、 仏ルーブル美術館の館内照明の一部を自社製LED照明に置き換えることで基本合意したと発表した。2010年から同美術館とともに進めている照明改修プロジェクトの第2弾。2013年5月末までに「モナ・リザ」専用の照明システムと「赤の間」の天井照明器具をLED照明に改修。2014年前半に「ナポレオンホール」の照明もLEDに置き換える。この他、同プロジェクト第1弾であるナポレオン広場のLED照明への改修が5月12日に完了したことも発表した。
東芝

日立、ダイレクト照射方式の角形シーリングライトを発表

日立アプライアンスは5月17日、住宅用照明器「角形LEDシーリングライト」10機種を発表した。ダイレクト放射方式など独自の大光量技術により、「適用畳数の表示基準」で定められている畳数ごとの基準の範囲の中で、それぞれ最大限の明るさを実現した。また、光の色と明るさの組み合わせで生活空間を演出する「あかりセレクト」機能も搭載している。センサ付き洋風タイプ/洋風タイプ/和風タイプがあり、適応畳数は8~14畳。6月15日から販売する。

LED需要は拡大基調、2014年に照明向けがメインに

米NPD DisplaySearchは5月16日、LCDバックライト(BL)/照明向けのLED需要が拡大基調にあると発表した。LCD-TV向けで低価格の直下型LED-BLが主流となったことなどから、2013年のBL用途のLED需要は増加し続ける見通し。BL当たりのLEDパッケージ数は2012年にピークに達するものの、2013年もLED-BLの占める割合はわずかながら伸びる見込み。一方、LEDの低価格化や性能改善により、2014年には需要の中心が照明用途へ移行すると見られ、2015年に照明用途のLEDの比率は16.8%に達すると予測している。

豊田合成/昭和電工、LED製造・販売の合弁会社を設立

豊田合成は4月27日、昭和電工とLED製造・販売を行う合弁会社を設立すると発表した。両社の協業により、今後もさらなる需要拡大が見込まれるハイエンドLED市場における拡販を狙う。新会社の名称は「TSオプト(株)」。本社は千葉県市原市に置き、12月に設立する予定。出資比率は豊田合成が70%、昭和電工が30%。

2011年 LED照明国内市場- 震災後の節電対策として需要急増 2,212億円、 住宅の主照明「シーリングライト」は200億円

富士経済は、管球ランプやLED、有機ELといった光源と各種機器への採用動向と、LED照明や有機EL照明、電熱/放電灯といった照明関連製品、LED照明を中心とした関連部材の市場について発表した。

2011年の国内のLED照明市場は、前年比2.6倍の2,212億円となった。品目別では、LED管球ランプが前年比3.2倍、LED照明器具が同2.4倍となった。両品目ともボリュームゾーンである各需要分野の主照明への採用が急増し市場の拡大を牽引した。
LED管球ランプでは、ハロゲンランプ代替形が各種店舗を中心に切り替えが進んだことで、同10.0倍と大きく伸ばした。LED蛍光灯(蛍光ランプ代替形LED管球ランプ)も、各種店舗からオフィスや施設などで導入が進み、同8.8倍となった。LED照明器具では、住宅の主照明であるLEDシーリングライトが同66.7倍と急伸した。
演出・看板用LED照明は、演出用が東日本大震災後の自粛や節電対策の影響を受けて伸び悩んだが、看板用は節電需要を獲得し同2倍以上と伸ばした。
引き続き節電対策や次世代照明としてLED照明の採用が進み、市場は堅調に拡大していく見通しである。ただし、低価格化が進むことから数量ベースに比べ金額ベースの伸びは低いとみられる。
LED照明器具は、白熱灯代替形が徐々にリプレイス需要の飽和によって縮小に転じるとみられるものの、これ以外の代替形において従来の照明器具からの置き換えが進み拡大していく見通しである。
一方、LED管球ランプはリプレイス頻度が少ない上に低価格化の進行が早く、金額ベースの市場は中長期的に頭打ちと考えられる。特にLED電球(白熱ランプ代替形LED管球ランプ)は価格の下落が早く、数年内にピークを迎えるとみられる。このため、2020年(301億円)の市場は2012年(377億円)の規模を下回ると予測される。

LED照明の拡大を、照明器具全体(電熱/放電灯器具+LED照明器具+有機EL照明器具)におけるLED照明器具の比率と、管球ランプ全体(電熱/放電ランプ+LED管球ランプ)におけるLED管球ランプの比率でそれぞれ示した(数量ベース)。
照明器具のLED化比率は、2009年の3.4%から2010年は12.1%と大きく伸ばし、さらに2011年は24.7%と照明器具全体のおよそ4分の1を占めるまでになった。ダウンライトやスポットライトなどの間接照明に加えて、住宅のシーリングライトなど主照明においてもLED照明の導入が進んでいる。2012年のLED化比率は38.2%が見込まれ、2020年には57.9%が予測される。
管球ランプのLED化比率は、2009年の0.5%から2010年は2.7%、2011年は7.7%となった。2011年は、節電対策として間引き点灯や点灯管理が行われたことでリプレイス需要が減少し既存の管球ランプが落ち込んだ一方、LED管球ランプが市場を大きく伸ばし比率を高めた。管球ランプは既存ランプへのリプレイス需要が根強く、照明器具に比べるとLED化比率は低く推移していくと考えられる。2012年のLED化比率は11.8%が見込まれ、2020年には21.1%が予測される。

有機ELは、携帯電話・スマートフォンなどの小型ディスプレイの光源が用途の大半を占めているが、今後はLEDと同様に、大型ディスプレイの光源や照明などへ用途が拡大していくとみられる。

有機EL照明は2011年に照明器具の商用販売が開始され、市場が形成された。参入メーカーのサンプル出荷や製品出荷も相次いで始まり、認知が広がりつつある。市場は2020年に1,085億円が予測される。

市場拡大には、光源の性能向上とコスト低減がカギと考えられる。性能面では、発光効率、輝度、寿命を中心に、照明用光源としての実用可能な水準まで段階的に向上されていく見通しである。コスト面では、光源の性能向上と連動して本格的な量産が始まれば、製造コストが大幅に下がるとみられる。

市場拡大初期は洗面台などの什器組み込み用照明、演出用照明やアクセント照明、デザイン性の高いインテリア照明、薄さを活かした棚下灯やショーケース照明、建築化照明などから導入が進み、将来的にはベースライトやシーリングライトなどの主照明への採用が期待される。


NTT、GaN系半導体の新たな剥離プロセスを開発

NTTは4月11日、GaN系半導体をサファイア基板から簡単に剥離するプロセスを開発し
たと発表した。開発した技術はMeTRe法(メートル法:Mechanical Transfer using a Release layer)と呼ぶもので、サファイア基板上に層状の結晶構造を持つ高品質BN薄膜を積層させ、その上に高品質薄膜素子を積層させる。BN薄膜が“切り取り線”の役割を担うため、簡単に剥離し別の基板に貼り付けることが可能。これにより、2μm厚といった非常に薄いGaN系半導体薄膜素子を低コストで作製することが可能になるという。今後、LEDや太陽電池への応用を図っていく計画。


2011年の白色LEDパッケージ市場は、前年比10.6%増の554億個、同3.3%増の7,762億円に

富士キメラ総研は3月13日、2011年の白色LEDパッケージ市場は、前年比10.6%増の554億個、同3.3%増の7,762億円になったと発表した。2010年は数量、金額いずれも前年比2倍以上の高成長を遂げたが、2011年は2010年に市場を押し上げたテレビ、PCモニタなどの大型LCDバックライト用途の拡大が落ち着いたことで、小幅な成長に留まった。21mA以上の大容量タイプ(40/120/350mAなど)は、大型LCDバックライト用途が伸び悩んだ一方で、照明用途が前年比2倍以上となる73億個(2010年:35億個)と急拡大した。日本では、東日本大震災による節電対策としてLED照明機器(LEDダウンライト、LEDシーリングライト、LED電球、直管形LEDランプ)の需要が急増している。海外では、屋外照明や公共施設を中心にLED照明機器が採用されており、欧州や中国などで需要を伸ばしている。また、白色LEDパッケージの単価の下落や発光効率の向上も、照明用途市場の拡大に追い風となっている。

20mA以下の小容量・レギュラータイプは、中小型LCDバックライト用途においてスマートフォン向けが好調。スマートフォンは従来型携帯電話に比べディスプレイが大きくなることから、LED搭載数量も2倍程度に増え、市場を押し上げている。一方、スマートフォンの様にキーパッドを搭載しない携帯電話端末が増えていることに伴い、キーパッド向けが伸び悩んでいる。
今後の白色LEDパッケージ市場は、従来の様な急成長は見込めないものの、2015年まで堅調な拡大を続ける見通しである。しかし、白色LEDパッケージの単価は下落が進んでおり、金額の伸びが数量の伸びに比べ低くなるとみられる。2020年には、2011年比56.7%増の868億個、同8.6%増の8,429億円が予測される。
大型LCDバックライト用途に替わり照明用途が市場を牽引し、世界的に加速する照明のLED化と連動して、白色LEDパッケージの最大用途になると考えられる。LED照明機器の普及にはLEDパッケージの低価格化が必須といえ、他用途と同様に照明用途においても白色LEDパッケージの単価が下落している。2011年の平均単価は前年より20%近く下落し、74円/個(350mA)となった。今後も年率10%程度下落していくと見込まれ、40円台で下げ止まり2020年には40円/個が予測される。

サファイア基板は、白色LEDパッケージに採用されている可視光LEDチップ(サファイア/SiC系)の下地基板として用いられている。ウェーハサイズでは2/3/4/6インチが量産化されており、2インチから4インチへ大口径化が進んでいる。大口径化によって1枚のウェハから取れるチップ数が増えるため低価格化が期待できる一方、歩留まりの向上が難しくなる。
2011年の市場は、前年比14.9%増の1,700万枚(2インチ換算)、同12.4%減の298億円となった。2009年頃からMOCVD装置などの設備投資を行った中国、韓国、台湾メーカーの生産数量が増加したことや、低価格化への要求が強まったことから、2インチ、4インチ共に平均単価が前年に比べ約70%も下落した。
ウェーハサイズ別に2011年の市場を見ると、2インチが数量の約70%を占めている。しかし、4インチへのシフトも進んでおり、日系の基板メーカーは4インチが主流、台湾系の基板メーカーも4インチの割合が増えている。
 サファイア基板はLEDチップの高出力化が難しいというデメリットがあるものの、他の基板に比べて技術面で先行していることや価格面で優位にあることから、数量では緩やかに拡大していく見通しである。

http://www.fcr.co.jp/pr/12025.htm


LED市場が急速に発展、2014年に世界市場は127億ドル規模に

調査会社DisplaySearchは、LED市場が急速に発展し、2014年には127億ドルになるとの予測を発表した。照明用途が牽引しており、2010年は全体で前年比20%増の72億ドルになった。照明用途の需要はさらに強まり、メインアプリケーションとして強力な成長ドライバーとなっていく。2011年の世界のLED生産能力は1億8000個で2013年には2億2700万個になる見通し。

LEDのメインアプリケーションは図のように、2005年がモバイル機器、2009年はノートPC、2011年はLED-TV、2014年にはLED照明になる見込み。