カテゴリー : 有機EL

UDC/Plextronics、OLED材料システム開発で提携

米Universal Display(UDC)は7月20日、米Plextronicsと有機EL(OLED)材料システム開発で提携したと発表した。Plextronicsの正孔注入層および正孔輸送層材料をUDCのリン光OLED発光層材料に組み込むための、溶剤をベースとしたOLED材料システムの開発と商用化を促進する。両社は3年間の共同開発契約を締結した上で、UDCはPlextronicsに400万ドルを投資する。

BOE、2014年より内モンゴルでAM-OLEDを生産へ

中国BOE Technologyは第5.5世代(5.5G)ラインを内モンゴル自治区Ordosに建設中で、低温Poly-Si(LPTS)TFT-LCDの生産から開始し、2014年にアクティブ駆動型有機EL(AM-OLED)を生産する計画とDigiTimesが報じている。同社では第4/第4.5世代(4G/4.5G)ラインで携帯電話向けTFT-LCDを製造しているが、スマートフォンやタブレットPC向けAM-OLEDの量産を最終目標に掲げている模様。

2020年のOLED照明市場は80億ドル規模に

DigiTimes Researchは5月17日、有機EL(OLED)照明に関するレポートを発表した。それによると、OLED照明は2012年から立ち上がり、2015年に10億ドル、2020年には80億ドル規模まで拡大する見通し。ただし、商用ベースのOLED照明製品は極めて限られており、これは主に性能面で競合する照明技術に匹敵するレベルに達していないことが挙げられる。OLEDの発光効率は35~66 lm/Wと低く、このため発光効率80 lm/W、光束1000 lmといった、競合する照明と同等レベルに達する必要があるという。また、OLED照明はまだ黎明期にある産業であり、開発を推し進めるため、欧米など多くの国でOLED照明の研究開発が活発になっているとしている。

AUO、AM-OLEDの6G開発ラインを構築

台湾AU Opronics(AUO)はアクティブ駆動型有機EL(AM-OLED)ディスプレイ用の第6世代(6G)開発ラインを構築しているとDigiTimesが報じている。AUOは同ラインを用いて、今年末までには32型以上の大型パネルが開発・試作する。これに向けて、数百人のエンジニアが集められ、R&Dグループが設立される見込み。


ソニー、SamsungのTV向け有機ELパネルを採用か

ソニーが韓国Samsung ElectronicsのTV向け有機EL(OLED)パネルを薄型TV「BRAVIA」シリーズに2013年早々にも採用するのではないかとDigiTimesが報じている。ソニーは台湾AUOptronics(AUO)と大型OLEDパネルの開発で協業しており、32型以上の大型化を目指しているが、年末までには達成できない模様。ソニーは、携帯ゲーム機「PS Vita」でSamsungの5型OLEDの供給を受けており、大型において将来の提携もあり得るとしている。


AUO、2012年Q2にAM-OLED市場へ参入する見込み

DigiTimesによると、台湾AU Optronics(AUO)は、2012年第2四半期に4.3型でアクティブ駆動型有機EL(AM-OLED)ディスプレイ市場へ参入する見込みという。現在、4.3型qHDモデルの消費電力は輝度が300cd/m2において370mWで、今年中に330mW、2014年には300mWまで低減する計画。価格は4.3型で45~55ドル。低温Poly-Si(LTPS)TFT-LCDの29ドルに比べて高価だが、バックライトを必要とするLCDと比べて省エネであることが市場に受け入れられる要因としている。


2011年 LED照明国内市場- 震災後の節電対策として需要急増 2,212億円、 住宅の主照明「シーリングライト」は200億円

富士経済は、管球ランプやLED、有機ELといった光源と各種機器への採用動向と、LED照明や有機EL照明、電熱/放電灯といった照明関連製品、LED照明を中心とした関連部材の市場について発表した。

2011年の国内のLED照明市場は、前年比2.6倍の2,212億円となった。品目別では、LED管球ランプが前年比3.2倍、LED照明器具が同2.4倍となった。両品目ともボリュームゾーンである各需要分野の主照明への採用が急増し市場の拡大を牽引した。
LED管球ランプでは、ハロゲンランプ代替形が各種店舗を中心に切り替えが進んだことで、同10.0倍と大きく伸ばした。LED蛍光灯(蛍光ランプ代替形LED管球ランプ)も、各種店舗からオフィスや施設などで導入が進み、同8.8倍となった。LED照明器具では、住宅の主照明であるLEDシーリングライトが同66.7倍と急伸した。
演出・看板用LED照明は、演出用が東日本大震災後の自粛や節電対策の影響を受けて伸び悩んだが、看板用は節電需要を獲得し同2倍以上と伸ばした。
引き続き節電対策や次世代照明としてLED照明の採用が進み、市場は堅調に拡大していく見通しである。ただし、低価格化が進むことから数量ベースに比べ金額ベースの伸びは低いとみられる。
LED照明器具は、白熱灯代替形が徐々にリプレイス需要の飽和によって縮小に転じるとみられるものの、これ以外の代替形において従来の照明器具からの置き換えが進み拡大していく見通しである。
一方、LED管球ランプはリプレイス頻度が少ない上に低価格化の進行が早く、金額ベースの市場は中長期的に頭打ちと考えられる。特にLED電球(白熱ランプ代替形LED管球ランプ)は価格の下落が早く、数年内にピークを迎えるとみられる。このため、2020年(301億円)の市場は2012年(377億円)の規模を下回ると予測される。

LED照明の拡大を、照明器具全体(電熱/放電灯器具+LED照明器具+有機EL照明器具)におけるLED照明器具の比率と、管球ランプ全体(電熱/放電ランプ+LED管球ランプ)におけるLED管球ランプの比率でそれぞれ示した(数量ベース)。
照明器具のLED化比率は、2009年の3.4%から2010年は12.1%と大きく伸ばし、さらに2011年は24.7%と照明器具全体のおよそ4分の1を占めるまでになった。ダウンライトやスポットライトなどの間接照明に加えて、住宅のシーリングライトなど主照明においてもLED照明の導入が進んでいる。2012年のLED化比率は38.2%が見込まれ、2020年には57.9%が予測される。
管球ランプのLED化比率は、2009年の0.5%から2010年は2.7%、2011年は7.7%となった。2011年は、節電対策として間引き点灯や点灯管理が行われたことでリプレイス需要が減少し既存の管球ランプが落ち込んだ一方、LED管球ランプが市場を大きく伸ばし比率を高めた。管球ランプは既存ランプへのリプレイス需要が根強く、照明器具に比べるとLED化比率は低く推移していくと考えられる。2012年のLED化比率は11.8%が見込まれ、2020年には21.1%が予測される。

有機ELは、携帯電話・スマートフォンなどの小型ディスプレイの光源が用途の大半を占めているが、今後はLEDと同様に、大型ディスプレイの光源や照明などへ用途が拡大していくとみられる。

有機EL照明は2011年に照明器具の商用販売が開始され、市場が形成された。参入メーカーのサンプル出荷や製品出荷も相次いで始まり、認知が広がりつつある。市場は2020年に1,085億円が予測される。

市場拡大には、光源の性能向上とコスト低減がカギと考えられる。性能面では、発光効率、輝度、寿命を中心に、照明用光源としての実用可能な水準まで段階的に向上されていく見通しである。コスト面では、光源の性能向上と連動して本格的な量産が始まれば、製造コストが大幅に下がるとみられる。

市場拡大初期は洗面台などの什器組み込み用照明、演出用照明やアクセント照明、デザイン性の高いインテリア照明、薄さを活かした棚下灯やショーケース照明、建築化照明などから導入が進み、将来的にはベースライトやシーリングライトなどの主照明への採用が期待される。


AUO、2012年Q2にAM-OLEDをソニー向けに出荷か?

台湾AU Optoronics(AUO)が2012年第2四半期に4.3型アクティブ駆動型有機EL(AM-OLED)をソニー向けに出荷するとDigiTimesが報じている。AUOは2月に出光興産と提携した。これがソニーとの協業に弾みがつき、今回の出荷に至ったとする。生産は、台湾にある第3.5世代ラインの一部とシンガポールAFPDの第4.5世代低温Poly-Si TFTラインを活用する見込み。


2012年のAM-OLEDの生産能力は2010年比で約3倍に

米DisplaySearchは、韓国Samsung Mobile Displayが5.5世代ラインを立ち上げたことにより、アクティブマトリクス型有機EL(AMOLED)ディスプレイがボリュームとサイズともに長期的成長が見込める段階に入ったとレポートする。同社は2010年12月にA2工場に製造設備を導入し始め、2012年第1四半期末には最大生産能力が月産8万シートのライン立ち上げを目指す。DisplaySearchの予測によると、AMOLEDの生産能力は2011年に890000m2、2012年には260万m2、2013年にはさらに倍増すると見ている。

AMOLEDを巡っては、韓国LG Display、台湾AU Optronics、台湾Chimei Innolux、中国Irico Group Electronicsなどが量産ライン、パイロットライン今後2年間に導入すると予測される。これ以外のメーカーも導入を検討しているとされる。

一方、LCDメーカーは大型TV製造が不調で、設備投資は2012年に前年比40%以上落ち込む模様。AMOLEDは2011年の供給は非常にタイトであり、SMDのA2ラインが立ち上がったとしても、さらなる旺盛な需要が期待できるため、装置産業においては脚光を浴びる状態にあるという。

世界初、有機ELパネル使用の大型球体ディスプレイ

日本科学未来館「Geo-Cosmos」向けオーロラビジョンOLED納入のお知らせ

三菱電機株式会社は、日本科学未来館(館長:毛利 衛、東京都江東区青海)のシンボル展示「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」向けに、有機EL方式大型映像装置(オーロラビジョンOLED)を納入しましたのでお知らせします。
大型球体ディスプレイの特長

日本科学未来館は、先端の科学技術への理解を深めるための拠点として2001年7月に開館しました。開館10周年にあわせて今回、シンボル展示である地球ディスプレイ「Geo-Cosmos」を、LED方式から有機EL方式に更新し、6月11日から一般に公開されます。

納入した装置は、パネルを組み合わせて大きさや形をフレキシブルに構成でき、軽量で高解像度な当社のオーロラビジョンOLEDを採用しており、世界で初めて有機ELパネルを使用した大型球体ディスプレイです。

96mm角の有機EL小型パネル1万362枚を、アルミニウム製の球体に敷き詰め、直径約6mの球体ディスプレイにしたもので、床上18mの位置に天井から吊るされています。従来のLED方式と比べて解像度が約10倍となる1千万画素以上の高解像度映像が表示でき、気象衛星が撮影した雲の動きなど、さまざまな地球の姿を鮮明に映し出します。

このGeo-Cosmosの制作は、日本科学未来館の企画コンセプトに基づき、株式会社電通の下、株式会社ゴーズ(画像処理・送出システムなど)、株式会社GKテック(球体設計・製作)、当社(有機ELディスプレイシステム)を合わせた4社の総合力を結集して完成したものです。

当社は今後も、設置場所にとらわれず、球体や曲面などに対応できる有機ELの特長を生かしたスケーラブルなスクリーンを拡販していきます。
三菱電機グループでは、映像表示機器や映像情報配信システムのあらゆるニーズに応える映像ソリューション「DIAMOND VISION SOLUTIONS」(ダイヤモンドビジョン ソリューション)を展開しています。

三菱電機ホームページより
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2011/0601.html?cid=rss