富士通研、ケータイやスマホで3D映像を簡単に撮影できる技術を開発

富士通研は、ケータイやスマホで3D映像を簡単に撮影できる技術を開発した。小型で安価なアタッチメントを既存の携帯電話やスマートフォンのカメラの前に取り付け、撮影した映像をクラウドで3D映像へ変換処理する。
これまで、一般ユーザーが3D撮影を行う場合、2つのレンズと撮像素子がある専用機器を購入する必要があり、誰もが簡単に3D撮影できるものではなかった。また、撮影した2つの映像から歪みを除去し、見やすい3D映像に変換するためには高負荷の映像処理が必要となり、既存の携帯電話やスマートフォンなどでは処理能力の点でも困難だった。
今回、左目用と右目用の映像を1つの撮像素子へ取り込む専用のアタッチメントを携帯電話やスマートフォンに装着可能なサイズにするため、独自の映像処理技術と組み合せて小型化を図った(図1(a))。開発したアタッチメントでは、図1(b)の左目用と右目用の映像に示す歪みが発生するが、この歪みをカメラ内の撮像素子に取り込んだ後で補正処理を行うことにより、アタッチメントを57×14×14mmのサイズに小型化した。また平面ミラー4枚で構成することで、市販品と比べてコストを約1/10に削減した。


アタッチメントのミラーで生じる歪みを補正する処理(図2)、および見やすい3D映像に変換する処理といった負荷の高い処理をクラウドで行うことで、携帯電話やスマートフォンに専用のソフトウェアやプロセッサの導入が不要となった(図3)。


同技術の詳細は、2012年6月4日(月曜日)から米国・ハリスバーグで開催される国際会議「IEEE ISCE (International Symposium on Consumer Electronics)」にて発表される予定

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。