IDT、5GbpsのスーパースピードUSB3.0コントローラをサポートする世界初のCMOS発振器を発表

米IDT(Integrated Device Technology)は9月14日、CrystalFree CMOS発振器のポートフォリオを拡張し、5GbpsのスーパースピードUSB3.0コントローラのに対応する世界初のCMOS発振器を発表した。

周波数精度やジッターなどスーパースピードUSB3.0の仕様をすべてサポート。さらに、これらのアプリケーションで要求される低消費電力化を実現している。LFPS(low frequency periodic signaling)もサポートするとともに、セカンダリ超低消費電力LFPS発振器を含めたUSB3.0サスペンド・モード時のクロック供給もサポートする。この機能により、すべての基準周波数回路をUSB3.0コントローラから取り外すことができるため、全体のソリューション・コストや基板スペースが削減される。これらのデバイスは、USB3.0のフラッシュ・メモリー・ドライバやUSB3.0からシリアルATAブリッジ・デバイスを含むデザイン成功例もあり、早期からユーザーの大きな関心を集めていたという。
同社は、ハイスピードUSB 2.0をサポートするCMOS発振器のポートフォリオも拡大した。新しく追加されるのは、工業用温度範囲(-40℃~85℃)をサポートするデバイスと、水晶振動子との置き換えを単純化するためのUSBコントローラ内の水晶発振駆動回路の状態を検出するデバイス。この技術により、発振駆動回路への特別な変更や価格上昇なしに、水晶発振器と同等の性能を実現しながら、水晶振動子をCrystalFree発振器へ置き換えることができ、USBサスペンド・モードの消費電力要件も満たすことができる。
周波数制御デバイスの市場では、数十億ドルというタイミング市場において、従来の水晶振動子からCMOS発振器への置き換えという転換が起きつつあり、多くのメーカーが競争力を維持するために、新技術を進めようとしている。台湾Phison Electronics(ファイソン・エレクトロニクス)は、最近CMOS発振器の技術によるUSBコントローラ製品のために、IDTから主要な特許のライセンスを受けている。
USB3.0向けCrystalFree デバイスの新製品ファミリは、現在、特定の顧客向けに、業界標準の水晶発振器と互換性のある5mm×3.2mm×0.85mmのパッケージ、または低背の2.5mm×2.0mm×0.55mmのパッケージでサンプルを提供している。これらのデバイスは、マルチチップ・パッケージ(MCP)、チップ・オン・ボード(CoB)、マルチチップ・モジュール(MCM)向けにダイでも提供する。

  1. コメントはまだありません。

  1. トラックバックはまだありません。